「マツダオールスターゲーム2015」は17日に東京ドーム、18日にマツダスタジアムで開催される。第1戦の全セ先発は巨人菅野、全パは大谷。

 全パが3回にロッテ清田の3ランなどで逆転したが、5回に全セが追いつくと、6回に巨人阿部が勝ち越しのソロ本塁打。4回からの3イニングを完全投球した阪神藤浪がMVPに選ばれた。

 



チーム
全 パ004000002
全 セ01102301X

【パ】大谷、西、涌井、森、宮西、松井裕

【セ】菅野、藤浪、高木勇、山口、山崎康


1回表 全パ

全セの先発は菅野(巨人)

1番 秋山 菅野の初球は143キロ直球で外角に外れるボール。秋山は4球目を引っかけ一ゴロ。

2番 清田 5球目内角への148キロ速球を打つも、右飛。

3番 森 1-1からの3球目、内角への直球をフルスイングでファウル。最後は体勢を崩されながら外角にバットを合わせるも、左飛。

全セ先発の菅野(撮影・江口和貴)
全セ先発の菅野(撮影・江口和貴)

1回裏 全セ

全パの先発は大谷(日本ハム)。

1番 梶谷 大谷の注目の初球は146キロ直球でファウル。152キロで追い込み、フォークで3球三振。

2番 鳥谷 2球目に157キロをマーク。最後も直球で、一ゴロ。

3番 山田 初球157キロのあと、すっぽ抜けた87キロカーブが頭部付近に。最後は直球で遊ゴロ。

1回裏2死、大谷(左)は山田にスローボールを投じるも大きく外れる(撮影・松本俊)
1回裏2死、大谷(左)は山田にスローボールを投じるも大きく外れる(撮影・松本俊)

2回表 全パ

4番 中村 147キロストレートで空振り三振。

5番 中田 初球打ちで146キロストレートを三ゴロ。

6番 浅村 120キロカーブをフルスイングするも中飛。


2回裏 全セ

4番 筒香 大谷の外角直球を流し打ち、あとわずかで本塁打のフェンス直撃二塁打。

5番 阿部 フォークを打ち返し一ゴロ。筒香は三塁へ進塁。

6番 ロペス 155キロを弾き返し中前適時打で全セが先制!

2回裏1死三塁、ホセ・ロペスは中前先制適時打を放つ(撮影・宮崎幸一)
2回裏1死三塁、ホセ・ロペスは中前先制適時打を放つ(撮影・宮崎幸一)

7番 平田 フォークを振らされ空振り三振。

8番 川端 3球目、この日最速の159キロをファウル。次の球は94キロカーブで意表を突き三直。


3回表 全パ

7番 角中 右中間へ二塁打。

8番 今宮 直球を右中間へ打ち返し、すぐさま同点

9番 嶋 内角146キロを見逃し三振。

1番 秋山 146キロが外角に外れフォアボール。

2番 清田 2球目変化球をとらえた打球は左中間へスタンドイン。3ラン本塁打で勝ち越し。

3回表2死一、二塁、左越え3点本塁打を放ち笑顔で生還する清田(右)(撮影・清水貴仁)
3回表2死一、二塁、左越え3点本塁打を放ち笑顔で生還する清田(右)(撮影・清水貴仁)

3番 森 フルカウントから四球を選ぶ。

4番 中村 追い込まれてからの変化球を打ち上げ中飛。

5番 中田 鋭い打球はショート鳥谷が冷静にさばき遊ゴロ。


3回裏 全セ

全パは2番手の西(オリックス)が登板。

9番 中村 146キロを弾き返し、中前安打で出塁。

1番 梶谷 128キロスライダーを一二塁間へ打ち返し右前打。

2番 鳥谷 三遊間への打球を今宮が華麗にさばき、ジャンピングスローで二塁へ転送するが間一髪間に合わず内野安打で無死満塁。

3番 山田 135キロチェンジアップで空振り三振。

4番 筒香 左翼フェンス際に大飛球を放ち犠牲フライで1点を返した。

5番 阿部 変化球を打たされ二ゴロ。

全パ2番手の西(撮影・江口和貴)
全パ2番手の西(撮影・江口和貴)

4回表 全パ

全セは2番手藤浪(阪神)が登板。

6番 浅村 初球は154キロ直球で空振り。3球目で一ゴロ。

7番 角中 内角152キロのストレートで見逃し三振。

8番 今宮 直球で遊ゴロに打ち取った。

原監督(左)からボールを受け取りマウンドに向かう藤浪(撮影・清水貴仁)
原監督(左)からボールを受け取りマウンドに向かう藤浪(撮影・清水貴仁)

4回裏 全セ

6番 ロペス 145キロ直球を打ち返すも、右直。

7番 平田 ピッチャー返しのライナーを西が素晴らしい反応で捕球。

8番 川端 スライダーを流し打ったが三ゴロ。


5回表 全パ

9番 嶋 143キロ直球で二ゴロに打ち取られる。

1番 秋山 146キロ直球を打ち上げて左飛。

2番 清田 147キロ直球で空振り三振。


5回裏 全セ

全パは3番手の涌井(ロッテ)が登板。

9番 中村 中前安打で出塁。代走で巨人鈴木が登場。

涌井が1球けん制の後、鈴木がスタート。嶋も必死に二塁送球するが盗塁成功。

代走で出場しすぐさま二盗を成功させる鈴木(撮影・清水貴仁)
代走で出場しすぐさま二盗を成功させる鈴木(撮影・清水貴仁)

1番 梶谷 5球目を梶谷が左中間へ弾き返し二塁打。鈴木が笑顔で生還した

2番 鳥谷 大きな当たりの右飛で梶谷が三塁へ進塁。

3番 山田 三塁へのゴロとなったが、中村がファンブルし三塁走者が生還し同点

4番 筒香 二塁併殺打でチェンジ。


6回表 全パ

藤浪は続投。筒香に代わり広島会沢が入って捕手。鈴木はそのまま左翼へ。

3番 森 大阪桐蔭先輩後輩の対決。高々と打ち上げた打球は、天井に直撃。跳ね返った球を一塁ロペスが苦笑いでなんとか捕球。

6回表無死、森友(手前)を一飛に仕留める藤浪(撮影・江口和貴)
6回表無死、森友(手前)を一飛に仕留める藤浪(撮影・江口和貴)

4番 中村 151キロを打ち上げて遊飛。

5番 中田 151キロ直球を詰まらせ左飛。

藤浪は3イニングを投げ2三振、完全投球。


6回裏 全セ

松田(ソフトバンク)が三塁。

5番 阿部 3球目を左翼席最前列へ運びソロ本塁打で勝ち越し

6回裏無死、左越え勝ち越し本塁打を放つ阿部(撮影・清水貴仁)
6回裏無死、左越え勝ち越し本塁打を放つ阿部(撮影・清水貴仁)

6番 ロペス 左翼線へ二塁打。

7番 平田 二ゴロでロペスが三塁へ進塁。

8番 川端 右前へのポテンヒットでロペスが生還し追加点

代打 丸(広島) 二遊間の打球を二塁浅村が捕球、二塁へ転送するが間に合わず内野安打。

1番 梶谷 直球で見逃し三振。

2番 鳥谷 ゴロで一二塁間を破り、川端が生還し追加点。一塁走者の丸も好走塁で三塁へ。鳥谷には代走田中(広島)が送られた。

代打 ルナ(中日) 直球を空振り三振。


7回表 全パ

全セは3番手で高木勇(巨人)が登板。

田中は遊撃、ルナは三塁、丸は左翼。川端に代わり菊池(広島)が入って二塁。

代打 クルーズ(ロッテ) フルカウントから外角147キロをうまく右へ打ち返しヒット。

7番 角中 カットボールを打ち上げ左飛。

代打 松井稼(楽天) ストレートで遊ゴロ。併殺を狙うが松井稼の足が速かった。

代打 中島(日本ハム) 空振り三振。


7回裏 全セ

清田が左翼、クルーズが二塁、中島が遊撃。角中に代わり柳田(ソフトバンク)が入って右翼。松井に代わって炭谷(西武)が入り捕手。

全パは4番手で森(ソフトバンク)が登板。

4番 会沢 左飛に倒れる。

5番 阿部 右翼線への二塁打!かと思われたが、右翼手柳田が二塁へストライク返球。阿部は刺されて苦笑い

7回裏1死、阿部慎之助は左翼線に安打を放つが、柳田悠岐の好返球でタッチアウト(撮影・宮崎幸一)
7回裏1死、阿部慎之助は左翼線に安打を放つが、柳田悠岐の好返球でタッチアウト(撮影・宮崎幸一)

6番 ロペス 150キロ直球をたたき右前安打。代走雄平(ヤクルト)。

代打 新井(広島) 豪快に空振り三振。


8回表 全パ

雄平が右翼、新井が一塁。

4番手で山口(巨人)が登板。

1番 秋山 2球目を打って一ゴロ。

2番 清田 外角チェンジアップを振らされ空振り三振。

代打 糸井(オリックス) 力ない右飛に倒れる。


8回裏 全セ

全パは5番手宮西(日本ハム)が登板。

8番 菊池 三塁線を破り二塁打。

9番 丸 打ち上げて遊飛。

1番 梶谷 三邪飛を松田がキャッチ。

2死二塁の場面で、松井裕(楽天)がリリーフ。

8回途中から登板も適時打を浴び苦笑いでベンチに戻る松井裕(撮影・清水貴仁)
8回途中から登板も適時打を浴び苦笑いでベンチに戻る松井裕(撮影・清水貴仁)

2番 田中 スライダーを打ち返し、右翼越えのタイムリー三塁打

3番 ルナ 外角ストレートで空振り三振。


9回表 全パ

全セは抑えの山崎康(DeNA)がマウンドに。

4番 松田 中前に弾き返しヒット。

5番 中田 外角球を強引に左翼線へ運ぶ。一塁走者松田が一気にホームインし1点を返す

6番 クルーズ 外角ツーシームで空振り三振。

7番 柳田 初球、豪快な空振りに大歓声。二ゴロで三塁進塁。

8番 炭谷 中前打でさらに1点を返す

全セ原監督がマウンドへ、ナインに気合を注入

9回表2死一塁、激励でマウンドに足を運ぶ原監督(左から3人目)(撮影・松本俊)
9回表2死一塁、激励でマウンドに足を運ぶ原監督(左から3人目)(撮影・松本俊)

9番 中島 低めツーシームで空振り三振。


<全パ先発>

(中) 秋山(西武)

(右) 清田(ロッテ)

(指) 森(西武)

(三) 中村(西武)

(一) 中田(日本ハム)

(二) 浅村(西武)

(左) 角中(ロッテ)

(遊) 今宮(ソフトバンク)

(捕) 嶋(楽天)

オールスター出場選手決定/パ選出選手一覧


<全セ先発>

(中) 梶谷(DeNA)

(遊) 鳥谷(阪神)

(二) 山田(ヤクルト)

(左) 筒香(DeNA)

(指) 阿部(巨人)

(一) ロペス(DeNA)

(右) 平田(中日)

(三) 川端(ヤクルト)

(捕) 中村(ヤクルト)

オールスター出場選手決定/セ選出選手一覧



<本塁打競争>

セの出場者は筒香嘉智(DeNA)、山田哲人(ヤクルト)

パの出場者は柳田悠岐(ソフトバンク)、中村剛也(西武)


<筒香9-1山田>

最初の打者は筒香、投手は巨人阿部。

初球はボール。2球目は弾丸ライナーで右翼席へ。

4、5球目を連続本塁打。2アウトから4本目。3アウトから5本目。

6本目は看板直撃の特大弾。順調に本塁打を重ね、7アウトまでに9本のホームラン


山田が後攻。投手は広島前田。

筒香の9本に圧倒されたか、なかなか飛距離が出ない。

5アウトから、ようやく左翼席へ1本目。結局山田は1本で終了。

筒香が決勝進出

ホームラン競争に出場するDeNA筒香(撮影・清水貴仁)
ホームラン競争に出場するDeNA筒香(撮影・清水貴仁)

<柳田4-1中村>

柳田が登場。練習の時点でその飛距離に大きな歓声が上がる。

右翼2階席への特大弾など、4本塁打を記録


後攻は中村、投手には西武炭谷。

中村の初球は大きな弧を描く見事なアーチでスタンドイン。

しかし、その後は打球が上がらず1本で終了。

柳田が決勝に進出

ホームラン競争に出場するソフトバンク柳田(撮影・清水貴仁)
ホームラン競争に出場するソフトバンク柳田(撮影・清水貴仁)

<決勝:筒香6-3柳田>

先攻は筒香。投手は引き続き阿部。

5アウトまで本塁打が出なかったが、そこから3連発。

6アウトとなってから、さらに3連発。6本で終了


後攻は柳田。バックスクリーン弾、右翼最奥の看板直撃弾、流し打っての本塁打と記憶に残る3本を放つ。

筒香が優勝した


<ルール>

トーナメント方式

対戦(1) 筒香-山田

対戦(2) 柳田-中村

決勝 対戦(1)の勝者対対戦(2)の勝者

※後攻選手の本数が上回った場合はその時点で終了。


1選手7アウト制

・見逃しはカウントしない。

・空振りやファウルを含め、ホームラン以外はアウトとする。


同数の場合

・準決勝、決勝とも順位決定は下記の通りとする。


1、ホームランダービーファン投票の投票数が上位の選手。

2、本年度公式戦でホームラン数が多い選手。

3、昨年度公式戦でホームラン数が多い選手。

※ただし、決勝がホームラン数0で同数の場合は引き分けとする。