西武西口文也投手(42)が19日、今季限りで現役引退することを表明した。

 西武第2球場で2軍練習に参加後に「球団の人とは話し合いました。(引退は)その通りです」と認めた。過去2年未勝利だったが、通算182勝のベテラン右腕はプロ21シーズン目の今季へ強い決意で臨んでいた。先発調整を続け、5月28日の巨人戦で初先発も4回4失点で黒星を喫した。登板は1試合にとどまり、以降は2軍生活が続いていた。球団に区切りの意思を告げ「気持ち的にはスッキリしている」。1軍はCS争いが佳境だが、2軍での次回登板の予定もあり「ファームが優勝争いもしているし、最後まで野球をまっとうしますよ」と完全燃焼へ意気込んだ。