阪神が巨人菅野を攻略できず、完敗で3位に転落した。

 序盤から普段に比べて制球が乱れ、2回には1死満塁の好機を築いた。しかし、大和が2球で追い込まれて外角スライダーに空振り三振。先制点を挙げられない。先発岩崎が力投したが、貧打で見殺し。6回に奪われた先制の1点が重くのしかかった。攻略の糸口を見いだせず、痛恨の完封負け。

 8月4日以来の3位にも、和田豊監督(53)は「岩崎は5回までよく投げたけど、ゼロでは勝てない。前を向いて行くしかない。選手もあきらめていない」と先を見据えていた。