亜大・石塚賢次投手(4年=玉野光南)が9回1死まで無安打無得点の好投を演じ、国学院大に先勝した。8回1/3を投げ、許した安打は一塁内野安打の1本だけ。4四球5三振無失点で通算2勝目をあげた。

 石塚が期待に応えた。140キロ台前半の直球をコーナーに投げ分け、大きめカーブとツーシームを使い打たせて取った。8回1死後に右太ももをつるアクシデントも乗り越え、9回1死後に内野安打を打たれるまで無安打投球。「変化球でストライクが取れたので直球が生きました。とにかくチームが勝つことが一番です」と、今春の開幕投手に抜てきされた右腕が8回1/3を1安打無失点と結果を出した。生田勉監督(49)は「やっとエースができました」とうなずいた。