日本ハムはロッテの勢いにのみ込まれ、ファイナルステージに逆王手をかけられた。

 中12日の登板間隔で、満を持して臨んだ大谷が3回途中5失点でKO。「勝ちパターン」の一角を担っている白村ら中継ぎ陣も打ち込まれ、嫌な流れを止められなかった。

 打線は1回にベテラン田中の先制打、主砲中田も反撃の一打を放つも、序盤に広げられた点差は大きかった。

 11日の第2戦は、後がない状況に追い込まれた。栗山英樹監督(54)は「負けたことより、こういう試合をしてしまったことがすみません。申し訳ない」と陳謝。大谷については「こういうことが起こる可能性はゼロではないと思っていた。オレなりには今日の投球に感じるものがあった」と受け止めていた。