ロッテ涌井秀章投手(29)が7回途中まで143球、8安打1失点の力投でチームをファイナルステージ進出に導いた。

 1回に四球から先取点を与えたが、味方が同点に追いついた2回以降、粘った。3回無死満塁を投ゴロ、空振り三振、二飛で無失点。2回と6回は安打で出した走者を併殺打に仕留めた。チームが勝ち越した直後、7回1死一、二塁と走者を進めたところで降板した。

 14日からのファイナルステージに向けて「ソフトバンクは間隔がだいぶ空いている。厳しい戦いをしているチームの方が勢いがある。いい流れになっていると思う」。ここまで来たら、日本一になりたいか、との問いには短く「ええ」とだけ答えた。