ソフトバンクがあす22日のドラフト会議で、県岐阜商・高橋純平投手(3年)を1位指名する方針であることが20日、分かった。

 チームは充実した戦力で2年連続の日本シリーズ進出を決めたが、先発ローテーションの編成は30代の投手が中心。武田や千賀に続く、次世代のエース候補の獲得が最優先課題に挙がっていた。

 昨年は盛岡大付・松本の一本釣りに成功したが、今回は競合覚悟の姿勢で臨む。高橋は左太ももを痛め、夏の大会は本領を発揮できなかったが、体力面やセンスなど能力はドラフト候補の中でも屈指という評価を下した。工藤監督は就任1年目から投手の育成の手腕を発揮しており、鍛え上げれば、すぐに1軍で活躍する可能性は十分にある。

 ◆高橋純平(たかはし・じゅんぺい)1997年(平9)5月8日、岐阜市生まれ。小学2年から梅林スポーツ少年団で野球を始め、梅林中時代は揖斐本巣パワーボーイズに所属。県岐阜商で1年春からベンチ入り。今春センバツ1回戦の松商学園戦で150キロを2度マーク。今夏は左太もも肉離れの影響もあり甲子園出場を逃したが、U18W杯代表で活躍。最速は152キロ。183センチ、76キロ。右投げ右打ち。