「千賀2世」の発掘へ-。今日22日のドラフト会議で、ソフトバンクがルーテル学院(熊本)の中村晨(しん)投手(3年)をリストアップしていることが21日、分かった。最速141キロ。投手歴こそわずか2年だが、190センチの長身から投げ下ろすフォームが高く評価された。

 エースとして挑んだ今夏の熊本大会では、ソフトバンクを含む10球団のスカウトがスタンドから熱視線を送った。2回戦で専大玉名にコールドで敗れ、早々と姿を消したが、日本ハム大谷をまねたダイナミックなフォームのインパクトは大きかった。

 1年夏までは捕手だったが、肘の柔らかさに目をつけた園田松吾監督(38)のすすめで投手に転向した。変化球はまだ荒削りだが、伸びしろは十分。育成での指名が濃厚だが、ソフトバンクでは過去にも投手では千賀、山田、二保、飯田が育成枠で入団。支配下登録され、1軍で活躍しており、中村も将来性を買っての指名になりそうだ。