“小デホ”が福良チルドレン1号になる。11月1日から20日まで高知市で実施するオリックス秋季キャンプの概要が29日発表され、プロ2年目の奥浪鏡内野手(20)が初めてメンバー入りした。176センチ、95キロのぽっちゃり体形で、創志学園(岡山)時代に71本塁打を量産。森脇前監督からはソフトバンク李大浩にちなんで「小デホ」と命名されていた。福良監督は秋季キャンプで、三塁手としても鍛え上げる意向を示した。

 奥浪は今季、2軍で主に一塁と三塁を務め、ウエスタン・リーグで50打点、8本塁打のチーム2冠だった。宮崎フェニックスリーグで4本塁打を放った。福良監督は「打つ方はいいものを持っている。問題は守備。一塁だけでは出場機会も限られる。三塁もやらせたい」。奥浪も「打つことにはこだわりがある。長打を期待されると思うので、キャンプでは強く振ることを意識してやっていきたい」。来季の“新鮮力”になる。【堀まどか】