広島ドラフト1位の大商大・岡田明丈投手(22=大商大高)が31日、神宮大会の出場権をかけた「関西地区大学野球選手権大会」の1回戦京都学園大戦(南港中央野球場)に先発した。ドラフト指名後初の公式戦登板。

 最速146キロを計測するなど直球主体の投球で5回1安打3四球無失点に抑えた。

 課題の立ち上がり1回をわずか10球で3者凡退で切り抜けると、4回まで無安打に抑えた。5回先頭打者に遊撃後方に落ちる初安打を浴びても、落ち着いて後続を断った。10月13日の秋季リーグ最終戦以来の公式戦登板ということもあり、5回で降板。全59球中、変化球はわずか9球と京都学園大を力でねじ伏せた。

 岡田は「絶対勝たないといけない試合だった。立ち上がりからしっかり投げられた。常にいけるようにしたい」と話した。全国まであと2勝。切符をつかむまですべての試合に投げる覚悟でいる。