天理大(阪神)が巨人1位の立命大(関西学生)・桜井俊貴投手(4年=北須磨)から2点をもぎ取り、初の明治神宮野球大会(13日開幕)出場を決めた。

 初回に田中秀政内野手(1年=明徳義塾)の適時打で桜井から1点を先制。8回にも田中秀の三塁打で1死二、三塁の好機をつくり、尾崎湧斗外野手(同=同)がスクイズを決めた。石原敬投手(同=玉野光南)が関西学生王者の打線を3安打完封し、第1代表での出場を勝ち取った。

 藤原忠理監督(50)は「学生野球の原点は、自ら考え自ら行動すること。学生1人1人がそれを果たしてくれた結果です」と初優勝のナインをねぎらった。