今季初めて国内FA権を取得した中日藤井淳志外野手(34)が5日、ナゴヤ球場で球団側と初交渉した。

 残留要請と金銭面などの条件が提示され、藤井は「今日の話で材料が増えた。家族と相談して決めたい」。前日4日にも「よその評価が気になる」と揺れる心境を語り、権利の行使に悩んでいる様子だった。西山球団代表は「選手の権利だから、門戸は閉ざしたりしない」と行使後の残留も容認する姿勢を示した。