ソフトバンク摂津正投手(33)がFA宣言せずに残留することが8日、分かった。この日までに複数年契約で合意に達した。今季は4年連続の開幕投手に指名された。不振で一時、2軍に降格したが、立て直しに成功。粘りの投球で、4年連続の2ケタ勝利を達成した。日本シリーズ第4戦でもヤクルト打線の勢いを止める好投を見せ、2年連続の日本一に貢献。球団側は実績と経験ある右腕の残留を望み、水面下で交渉を進めてきた。

 3連覇を目指すチームは、和田毅投手(34)の復帰が決定。秋季キャンプでは若手が体力強化に励んでいる。摂津の残留も決まり、先発ローテーション争いは厳しさを増しそうだ。