規定投球回を超え、2桁勝利だ。大分・由布院でのリハビリキャンプに参加している広島福井優也投手(27)が18日、投球イニング増を目標に掲げた。今季登板数は21試合で131回1/3。1試合平均6・2イニングだった。

 「長いイニングを投げることで勝ちも付いてくると思う。160から170イニングは投げたい」。8月までに9勝しながら、9月以降は未勝利。2桁到達はならなかった。首脳陣の信頼を勝ち取り登板試合を増やし、1試合平均を7イニングに引き上げたい。規定投球回を上回ることができれば、自身初の2桁勝利も見えてくる。

 課題は投球内容だけではない。「投手前に(転がって)来たらどうしようという思いはあった。自信をつけて、マイナスに思わないようにしたい」。秋季キャンプではフィールディングの技術向上に取り組んだ。課題を克服し、来季は試合終盤までマウンドを守り続ける。