高卒スター部屋に“内定”だ。ロッテがドラフト1位の平沢大河内野手(17)に、かつて今江(現楽天)成瀬(現ヤクルト)唐川らが使用した選手寮の空き部屋を用意していることが3日、明らかになった。平沢は唐川以来8年ぶりの高卒ドラ1。球団は「高卒新人の出世部屋。ふさわしいと思う」と検討。1月上旬の入寮までに正式決定する。

 平沢はこの日、新人9選手で埼玉・浦和の2軍施設や寮を見学した。寮は約15平方メートルの明るいワンルーム。親元を離れるのは初となるが「思ったより広い。生活がイメージできました」と笑顔を見せた。将来的には今オフFA移籍した功労者、今江の穴を埋めるような活躍が期待される。「もしその部屋に入れたら、自分もそういう選手になれたらいいなと思いますね。1歩でも近づけたら。2軍もいい施設でしたけど、まずはマリン(1軍)で野球をやるのが目標」。次なる、スターとなる。【鎌田良美】