「駿太」のままで恩返し-。オリックス駿太外野手(22)が23日、現在の登録名で来季に臨む考えを明かした。プロ6年目の定位置取りに向け、一時は「後藤」または「後藤駿太」のフルネームへの変更を真剣に考えていた。熟考の末、ファンのためにと改名プランを捨て去った。

 「駿太のグッズを買ってくれた人もいる。駿太を応援してきてくれた人の期待に応える結果を、まだぼくは出していない。みなさんの期待に応えられるようになってから、登録名の変更は考えたい」と理由は明快だった。

 家族が姓名判断に頼ったところ、フルネームが最良との結果が出た。登録名は「後藤駿太」にして、ユニホームや場内アナウンスは「駿太」にしようかと迷ったが、現行通りの答えを出した。名より実にこだわって、外野の一角を手に入れる。