日本ハム岡大海外野手(24)が「新3番」に名乗りを上げた。2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷で自主トレを行った25日、並々ならぬ決意を示した。「自分はレギュラーを取るつもりでいる。3番を打たせてもらえるなら、つかみにいきたい」。飛躍を誓う3年目へ、クリーンアップの大役を担う気概を見せた。

 栗山監督の期待に応えたい。前日24日に指揮官は来季の覇権奪回へ向けて、絶対的な3番の必要性を説いた。「(報道内容を)チラッと見ました」と、西川や浅間とともに新3番候補の1人として名前が挙がったこともチェックした。「打率、長打、足がある。何でもこなせるイメージ」と、3番打者に求められる理想像も膨らませた。

 目指すはトリプルスリーを達成したヤクルト山田だ。「同じ右打者として、すごい」と、年下ながら尊敬する。今季は打率2割3分6厘、出塁率は2割9分9厘。「打撃フォームを見直しています。あえて、差し込まれて打つような練習もしている」と、追い込まれても粘りながら確実性をアップさせる取り組みも実践中。大役を果たせるだけの、ずばぬけた身体能力はある。引き出しきれていないポテンシャルを発揮すれば、絶対的な3番となれるはずだ。【木下大輔】