DeNAアレックス・ラミレス監督(41)が4日、球団の仕事始めに出席し、早くも開幕投手を公表した。就任1年目の新年初仕事として3月25日の開幕広島戦を山口に託すことを明言した。

 「山口にしようと思っている。エースになりえる器を持った選手。10勝から15勝はできる能力がある」と、今季から選手会長にも就任した本格派右腕の名前を挙げた。

 山口は昨季、開幕ローテ入りも4月25日中日戦の3勝目を最後に5連敗中。大不振のシーズンを強いられた。それでも、11月の秋季キャンプ中の面談で「もちろん本人には話をしてある。コンディションの状態にもよるが私自身はやってもらえると信じている」と通達済みだということも明かした。山口自身の連敗を開幕戦で止め、一気にV字回復へと導くプランを実行する。

 チームにとって13年以来3年ぶりの開幕白星が目標に設定した「80勝」への第1歩となる。年越しは自宅で家族との時間を過ごし、休養は十分で「今すぐにでもスタートしたい気持ち。NO・1のチームにするために動き始めたい」。ラミちゃんが12球団最速の開幕予告先発で新年のスタートを切った。【為田聡史】