ソフトバンクがメジャー移籍を目指している李大浩内野手(33)の動向を巡り今日10日にもトップ会議を開くことが9日、分かった。王球団会長と工藤監督が10日に福岡市内で行われる名球会イベントの前夜祭に参加する予定で、球団首脳を交え今後の方針を確認する模様。球団関係者は「現状の報告をする。その上で新外国人としてクリーンアップが打てる一塁手が必要か、意見を聞きたい」と話した。

 李大浩は昨年11月にメジャー挑戦の意思を明らかにし自由契約になった。現在はトレーニングのため米国アリゾナ州に滞在中。交渉に進展があるのかは不透明な状況だ。球団側はメジャーを断念した場合に残留を受け入れる方針を掲げる。一方で2月のキャンプが目前に迫り、去就のデッドラインを設けているわけではないが、決断が遅れることでチームの士気低下を懸念する声もある。その前に、フロントと現場のトップが李大浩と新外国人に関して協議。最終的な戦力の枠組みに関して共通のイメージを持つ場となる。