巨人ギャレット・ジョーンズ外野手(34=前ヤンキース)が11日、来日“第1号”を放った。宮崎春季キャンプ第3クール初日に行われたシート打撃で、変則左腕の公文が投じたスライダーを右翼ポール際に運んだ。推定飛距離130メートルの1発に、スタンドからは拍手が起きた。

 ギャレットは「投手の失投だと思うが、いいスイングができて、芯でとらえることができた。ファウルかとどうかというのはあったけど、距離は十分だったし、いい感触だった。実戦前の段階とはいえ、1本打てて良かった」と喜んだ。

 バックネット裏でチェックしていた広島吉年スコアラーは「左打者がいちばん飛ぶ肩口のスライダーを、一発で仕留めたのはすごいと思います。パワーもありますね」と話した。