異様なムードを結果で上書きした。巨人小笠原慎之介投手(28)が2シーズンぶりとなるNPB復帰登板で移籍後初白星を挙げた。
左翼スタンドの古巣中日ファンからのブーイングにも動じず、「いろいろあると思ってはいましたから、全て想定内として動いて、マウンドになるべく平常心で上がれるようにはしていました」と表情は変えなかった。巨人ファンの大声援に応え、21年6月23日山口(巨人)以来となるメジャーから復帰初登板での白星となった。
直球、ナックルカーブ、チェンジアップを中心に攻めの投球で古巣打線を翻弄(ほんろう)。5回には無死一、三塁のピンチも、無失点で切り抜けて雄たけびを上げた。6回87球、無失点。3安打6奪三振でお立ち台に上がり「久しぶりに…こんな大きな歓声を聞きながら投げるのはなかったので、うれしいというか、期待に応えなきゃなという気持ちではいました」とかみしめた。
打線も小笠原を援護し、6得点でチームは3カード連続勝ち越し。貯金は今季最多に並ぶ8とした。橋上監督代行は小笠原に「次回以降もしっかりローテーションで回ってもらえると思います」と期待を込めた。



