中日岩瀬仁紀投手(41)が9日、612日ぶりに1軍登板した。試合後の質疑応答は以下の通り。

 -8回1死満塁の場面で出番

 岩瀬 まさか1死満塁になるとは。開き直っていきました。満塁なので打者に集中しました。初球、思い切って腕を振って(球が)抜けた。それで感覚が取り戻せたかなと。

 -1点もやれない展開

 岩瀬 低くいけばゴロが打たせると思っていた。

 -通算2000試合出場を果たした荒木がゴロをさばき併殺が完成

 岩瀬 マウンドに行ってポジショニングの確認をしているときに、荒木が自分のところに打たせろという感じだった。打たせられて良かった。

 -ここまで苦悩も

 岩瀬 ここまで時間がかかるとは。何とか戻ってこれた。これから頑張っていきたい。

 -併殺は狙って

 岩瀬 そこまで考える余裕はなかった。何とか低くいかなきゃと思っていた。結果的にはそうなりましたけど。結果が全てですから。

 -最後のスライダーは決めにいった

 岩瀬 決めにいったと言うか、コースを間違えないようにと。犠牲フライも打たれたくない場面ですから。低め低めと。うまくゲッツーになってくれた。次のクルーズまで考えてなかったですし。

 -岩瀬がブルペンに戻ってきて層が厚くなる

 岩瀬 みんなが頑張っている。自分もついていけるように頑張っていくだけ。

 -出番はいつ言われたのか

 岩瀬 8回にギャレットからと言われて準備しました。

 -初球にスライダーが浮いて開き直れたと言うが、これまでも初球でその日の調子をはかっていたのか

 岩瀬 力んで抜けるのか、決まるのか。抜けたけど、逆に腕を振っているから冷静になれた。ブルペンでいくら良くてもマウンドに行けば違いますから。

 -1軍で投げられてうれしさは

 岩瀬 うれしさはないですけど、やるしかないです。