日本ハム中田翔内野手(27)が、闘志爆発の先制打を放った。

 1回2死二塁の先制機。初球138キロの変化球が、あわや頭部直撃で何とか回避。ロッテ先発の大嶺祐に背を向け、しばらくひざまずいたまま沸き上がる感情を堪えた。5球目、高めに抜けた134キロのフォークを捉え、左翼フェンス直撃の先制適時二塁打とした。「どん詰まりだったけど、角度も良かったしなあ。(スタンドまで)もうちょっとだったね」。本塁打にならず、二塁ベース上で両手を思いっきりたたいて悔しさをあらわにした。3試合ぶりの安打が、貴重な先制打。「(先発の大谷)翔平を助けてあげたい」とのおとこ気で早速、援護した。