三菱重工神戸・高砂がエース守安玲緒(28=富士大)の3試合連続完投で、第2代表に王手をかけた。

 新日鉄住金広畑に6回、失策で1点を先制されたが、その裏に津野祐貴内野手(29=日体大)の適時打などで2点を奪って逆転。7回で6-1の展開にも「第2代表決定戦にきょうの流れを持って臨みたい」という富光男監督(57)の意向もあり、守安が完投した。

 15回を投げきったミキハウスボールクラブ戦を含めて予選3試合全完投の鉄腕は「会社の方からこれだけ応援してもらえるのは社会人野球の醍醐味(だいごみ)。そこで投げる責任がありますから、気持ちの面でも準備して臨んでいます」と力強かった。