先発した広島戸田隆矢投手(23)が、いずれもプロ入り自己最多の7回111球を投げ、5安打1失点に抑えた。

 序盤は毎回走者を背負うも、捕手会沢の好守備にも助けられた。4回2死満塁のピンチを切り抜けると、その裏、味方が先制。援護点を背に5回と6回は無安打投球。点差が2点に広がった7回はメヒアにソロを浴びたものの、リードを守り抜いた。

 6月10日に23歳となり初めて迎えた先発マウンドで、日本を代表する左腕菊池と十分に渡り合った。「とりあえず試合を作れたことは良かった。あとはチームが勝てたことは良かった。(菊池は)意識せずに1人ずつアウトを取ろうとしたことで、こういう結果につながったと思う」。9回に中崎が同点に追い付かれ勝ち星は消えたが、先発としての役割は果たした。