ソフトバンクの有志の選手が21日、熊本地震で被災した益城町をサプライズ訪問し、被災者を激励した。参加したのは選手会長の長谷川をはじめ、五十嵐、森福、岡本、拓也、牧原、内川、吉村、福田の9人。益城町総合体育館に到着すると、同所で避難生活を送る被災者約400人と触れ合い、グッズを渡し、サインや記念撮影に応じた。

 選手は益城町立広安小学校で行われていた広西少年野球クラブ、益城中央少年野球クラブの合同練習にもサプライズ参加。ノックを指導した後、急きょ両チームの全選手約40人が内川投手との対戦を楽しんだ。

 長谷川は「楽しかった。子供たちのたくさんの笑顔が見られて、ここに来てよかった。必ず3連覇をして、いいニュースを届け、少しでも皆さんの力になれるように頑張りたい」。内川も「皆さんが前向きに生きていることを確認でき、僕らのほうが逆に力をもらった。本当にいい交流ができた。また明日から気持ちを新たにやっていきたい」と話した。

 また工藤監督も熊本県庁を訪れ、蒲島郁夫熊本県知事に義援金100万円を寄付。その後、選手と合流し、被災者の慰問にも参加した。