日本ハムが九死に一生をえる劇的サヨナラ勝ちで、ソフトバンクに3ゲーム差へと再接近した。

 延長11回1死二塁で、まずポイントゲッターの大谷が敬遠。燃えに燃えていた続く中田がカウント3-1から変化球をすくい上げ、強烈な弾道は左翼ポール際へ。サヨナラ3ランかと思われた打球の判定はファウルで、リプレー検証へ。判定通りにファウルで試合が再開されて直後の内角直球を、見逃し三振。不穏なムード満点の2死一、二塁で田中賢のゴロが、西武一塁手の山川のミットをはじき、そのまま二塁走者の西川が快足を生かして生還して、激闘にケリをつけた。

 相手のサヨナラ失策を呼び込んだベテランは「すごくラッキーでした。(西川)ハルキならかえってきてくれると思っているので心配なかったです」と、満足していた。