関西学生野球秋季リーグ戦が3日開幕し、立命大と同大が先勝した。今秋ドラフト候補の近大・畠世周投手(4年=近大福山)は9回の2点リードを守れなかった。

 7球団10人のスカウトの前で近大の畠が14勝目を逃した。最速は150キロをマークも「9回は直球を過信した。変化球を入れていれば違う結果だったかも」と直球を続けての同点打を悔やんだ。田中秀昌監督(58)は「プロ1本で勝負するのなら、直球でねじふせるくらいでないと」と苦言。8月末の日本新薬戦で無安打無得点、NTT西日本戦で自己最速を152キロに更新と練習試合は好調だったが、悔しい開幕になった。