西武の次期監督に就任が決定的な球団OBの中日辻発彦作戦兼守備コーチ(57)のサポート体制が28日、固まってきた。緻密な野球を目指す同氏の参謀役として、橋上秀樹作戦コーチ(50)が野手全般を統べるポジションに就任する見込み。また潮崎哲也ヘッド兼投手コーチ(47)は1、2軍のパイプ役として2軍監督を務め、選手層強化の役割を担うことになる。奈良原浩内野守備走塁コーチ(48)は今季限りでの退団が決まった。10月6日からの秋季練習開始に向け、新体制への移行を進めていく。

 監督人事について鈴木球団本部長は「(監督候補とは)これから少しずつ内容の濃い話し合いになると思う」とし、今季全日程終了を受け、正式要請に動くとみられる。また、今季限りで退任する田辺監督について後藤オーナーは「経験、人柄を含めてライオンズに必要な人材」と話し、フロント入りを打診する考えを示した。