ロッテは10日、CSファーストステージ敗退を受けて、球団ホームページに山室晋也球団社長の「ファンの皆様へ」と題したメッセージを掲載した。次の通り。

 「今シーズンも熱い応援で選手たちを力強く後押しして頂き、本当にありがとうございました。千葉ロッテマリーンズ公式戦主催試合に152万6932人という沢山の方々にお越し頂き、マリーンズを応援して頂きましたことを深く御礼申し上げます。

 ただ、残念ながらリーグ優勝、クライマックスシリーズを勝ち抜いての日本シリーズ進出を果たすことが出来ず、ご期待に応える事が出来ませんでした。この点に関しましては大変申し訳なく思っております。

 チームとしては着実に力をつけてきており、いい方向へと向かって来ているとは思っています。ただ、さらに上を目指すためには、もっともっとチームとしてのレベルアップが必要だと認識しています。この悔しさを来年晴らすことができるように本日より次のシーズン開幕を意識し、強いチーム作りに、まい進していきたいと思います。

 事業面では昨シーズンより、より皆様に快適に過ごしていただき、楽しんでもらえるようにファンサービスなどイベント企画の強化に努めてまいりました。月1回、ファン感謝デーのようなイベントを展開することをコンセプトにした『マリンフェスタ』は2年目となり、ファンの皆様に定着し楽しんでもらえる企画になりつつあると感じています。そしてクルー、職員のファンの皆様と接する上での意識改革のための『おもてなしプロジェクト』も引き続き、実施してまいりました。ファンの皆様が笑顔で来場されて、笑顔で帰ってもらえるような球場の雰囲気作りを目指し、これからもいろいろな事に挑戦し、取り組み、考えて行きます。

 まだまだ至らぬ点は多々あるかと思いますが、チーム作りと同様にこちらもより良いものを作り上げ、ファンの皆様にさらに喜んでいただけるサービスを提供していきたいと考えています。これからの期間は新たなシーズンに向けた大事な時期としてさまざまな準備を行って参ります。来るべき次のシーズンがファンの皆様の記憶に深く残るような素晴らしい歴史的な一年になりますよう、さまざまな事に取り組んでいきます。

 ファン、チーム、球団が一緒に、一体となって勝利をめざし、勝利の瞬間に喜びを分かち合える。それは12球団でも千葉ロッテマリーンズが一番だと自負しております。これからもファンの皆様と、チーム、球団がひとつとなり日本一に向ってまい進していきましょう。我々の千葉ロッテマリーンズが日本一強く、魅力あふれる球団となるために精いっぱい、頑張って参ります。これからも引き続き、熱いご声援の程、よろしくお願い申し上げます」