日本ハム大谷翔平投手(22)が「胴上げ投手調整」でクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ初戦へ備える。チーム休日だった10日は静養に努めた。今日11日、札幌ドームでの全体練習で投球練習する予定。登板前日のブルペン入りは、1安打完封でリーグ制覇を決めた9月28日西武戦と同じ。今季は登板2日前にブルペンで最終調整することが多かったが、前例にはとらわれず明日12日の先発マウンドに立つ。

 決戦の日まで、あと2日と迫ったこの日、大谷は表立った動きは見せなかった。チームは休日。CSファイナルステージ初戦の先発が濃厚だが、スケジュール通りに体を休めた。基本的に登板2日前にブルペンで最終調整することが多いが、前例にもとらわれない。「まずは初戦が大事」。意識する短期決戦の流れをつくる第1戦へ向けて、成功体験をもたらした登板前日のブルペン入りで仕上げるつもりだ。

 2週間前は最高の結果をもたらした。優勝を決めた9月28日西武戦も今回と同様の調整法だった。登板前日の同27日に西武プリンスドームのブルペンで投球練習を行った。この時はシーズン終盤の過密日程、リーグ制覇へ野手出場も続いていた時期。さまざまな要素が絡み合った上での投手調整は功を奏し、一夜明けての投球は1安打完封勝利。今季最多の15奪三振、5回1死までパーフェクト投球を続け、二塁すら踏ませない、ほぼ完璧な内容でチームを4年ぶりの歓喜の瞬間に導いた。

 シーズン終了後は、疲労回復を最優先してきた。「しっかり調整して、勝てるように」と、実戦登板は5日の紅白戦での1イニングのみ。野手としては紅白戦に2試合出場。自分のペースで、着々とコンディションを整えてきた。ペナントレースでしのぎを削ったソフトバンクとの対戦が決まっても、動じることはない。自信を持って敢行する前日調整で、勝負のマウンドへ上がる。【木下大輔】