日本高野連は24日、令和8年度第2回理事会を開き、今夏の甲子園からビデオ検証が採用されることを発表した。

23年末に導入に向けた議論が始まり、25年1月から10回にわたり「7イニング制等 高校野球の諸課題検討会議」において議論が重ねられた。検討会議では昨年12月に最終報告を公表。審判員へのSNSでの誹謗(ひぼう)中傷問題への意見も踏まえ、審判員へのリスペクトに基づきリプレー検証を採用する方針が明記された。全ての判定が正しいものになるかは別として「部員たちへ、より正しい判定を返す」という考え方のもとで肯定的に捉えられ「まずは、全国大会(選抜高等学校野球大会、全国高等学校野球選手権大会、明治神宮野球大会、軟式大会は対象外)でビデオ判定を実施し、都道府県大会での採用に際しての知見を蓄積していくため、本会議としてビデオ判定導入の方針となった」とした。

採用の条件が整い、大会開催にあたり関係各所の理解と協力も得られた。高校野球改革がまた一つ新しい形となって現れる。

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◆ビデオ検証の対象となる判定

(1)ホームランまたはエンタイトルツーベースの可能性がある打球

(2)フォースプレイ

(3)タッグプレイ

(4)キャッチまたはノーキャッチ

・外野手によるプレー(フェアかファウルかは問わない)。

・内野手が外野方向へ背走し、外野で行ったプレー(内野手より前方のファウル地域で行ったプレー)。

(5)フェアまたはファウル・一塁塁審、または三塁塁審の位置より外野側に落ちた打球の判定

・打者が打ったり、バントした打球が塁審の前で落ちてフェアと判定された場合、その打球が打者、または打者の所持するバットに当たったかどうかについては例外としてビデオ検証の対象とする。

(6)走者に関するプレー

・追い越し

・塁の空過

・タッグアップにおけるリタッチ

(7)ヒットバイピッチ(死球)

・ビデオ検証の際にハーフスイングが絡んでいる場合は、球審はビデオ検証の前に塁審にスイングか否かを通常のシグナルで確認する。スイングの判定の場合、ボールが打者に触れたときにストライクゾーンにあったかどうか、打者がボールに触れるのを回避しようとしたかどうかについてはビデオ検証の対象としない。

(8)スイング

・打者が打った(バントを含む)が、投球がバットに触れずに打者の身体または着衣に触れたかどうかについては、例外としてビデオ検証の対象とする。

(9)アマチュア内規、危険防止ルールに関するプレー

・衝突プレー

・正しい塁へのスライディング