日本ハムとのCSファイナルステージに挑むソフトバンクの先発ローテーションが10日、固まった。先陣を切るのは武田で、第6戦にも中4日で回る。第2戦にはファーストステージ第3戦に登板予定だった中田がスタンバイ。すでにファーストステージで登板した千賀とバンデンハークが中5日で3、4戦に登板予定。第5戦は摂津が務め、東浜は中継ぎ待機する。

 初戦を任される武田は、日本ハム大谷との投げ合いが予想される。ヤフオクドームで調整した23歳右腕は「絶対に大事なところ。しっかりチームが勝てるように投げたい。日本ハムもいい打線だし、僅差になると思うので、気を抜かず、全力でいきたい」と気合十分だ。ファーストステージは2連勝で突破しただけに「(先発陣の)基点になれるように頑張りたい」と、白星のバトンをつなぐ。

 ファイナルステージは、リーグ優勝した日本ハムに1勝のアドバンテージがある。ソフトバンクとしては是が非でも初戦で白星をつかみ、1勝1敗のタイに持ち込みたいところ。武田は今季、札幌ドームでの登板はないが、プロ1年目の12年には3勝をマーク。過去5試合で4勝、防御率1・69と相性はいい。「札幌では結構いいイメージがある」という自信を胸に、日本ハム打線を封じ込める。