西武辻発彦新監督(57)が16日、宮崎での4日間のフェニックス・リーグ視察を終え、帰京した。当初は4試合をチェックする予定だったが、あいにくの雨でこの日の斗山ベアーズ戦を含め、2戦が中止。「せっかく来たんだからね…」と残念そうだった。

 それでも永江、田代らに打撃指導を行うなど精力的に動き、「活気があった点はよかったね。みんな、そこそこバットは振れる。秋はもっともっと振り込んで、投手のボールを捉える確率を上げられるように、正確性とパワーをつけてもらいたい」と、さらなる奮起を求めた。

 また、視察前に「捕手の資質がどれだけのものか見てきたい」と話していた森は滞在中、体調不良で別メニュー調整。実戦でのプレーを見ることが出来なかったが「(今年の)シーズンは1軍で(捕手で)出て、そこそこ打ってる。心配はしていない。秋季練習、(秋季)キャンプで頑張ってもらいたい」と期待を込めた。この日、マシン打撃などで汗を流した森は、「本当に申し訳なかったです。これから、しっかりアピールしていかないといけないです」と表情を引き締めていた。