早大が明大に連勝して勝ち点を奪い、優勝へ望みをつないだ。1-3の4回、2死一、三塁から八木健太郎外野手(3年=早実)が左中間へ同点の2点適時三塁打を放つなど2安打2打点。4-4の7回に再び勝ち越し、3番手で登板した二山陽平投手(3年=早実)がリーグ戦初登板初勝利を挙げた。明大はドラフト1位候補の柳裕也投手(4年=横浜)が4回途中8安打4失点と崩れ、今季初めて勝ち点を落とした。

 早実コンビの活躍で明大の完全優勝を阻止した。八木は4回、1回戦で20三振を喫した柳の甘く入ったカーブを捉えて2打席連続安打。「高いと一瞬で判断して、上からたたけた。プロになる投手から打ててうれしい」と笑った。早実3年時に八木とクラスメートだった二山は3回無失点で初勝利。「高3の夏に負けて以来の神宮で緊張した。長かった」と喜んだ。