楽天に9位で指名されたJX-ENEOS・高梨雄平投手(24=早大)が日本ハム有原にライバル心を燃やした。

 川崎市内の合宿所で会見。「球団から左のリリーフで考えていただいていると思う。左打者をまず、しっかり抑えるようにしていくことで、リリーフ陣に食い込んでいける。まず左をしっかり抑えることで1軍で投げられるようにしたい」と意気込んだ。

 発奮材料は早大で同期だった有原の存在だ。1年目だった昨季は8勝を挙げ、今季も11勝。着実に前進しているよき仲間を「1年目から頑張っていますよね。ご飯にいく仲です。同じパ・リーグですし、有原は先発で、僕は中継ぎですけど、こっちの舞台でできるのはすごくうれしい。成長を目の当たりにしていますから」と評するなど、よき刺激になっているようだ。最速は145キロでスライダー、カットボール、ツーシーム、チェンジアップなど多彩な変化球を操る。梨田監督のもと、立身出世を目指す。