慶大が早大を破って勝ち点4とし、2位を決めた。

 広島1位指名のエース加藤拓也投手(4年=慶応)が中1日で力投。奪三振8で2安打しか許さず完封勝利を挙げた。学生最後の登板で現役最多の通算26勝目(今季6勝)とした。

 打線は6回、3番岩見雅紀外野手(3年=比叡山)が左翼上段を襲う大アーチをかけ加藤拓を援護した。慶大には14年春以来となる早慶戦の勝ち点。大久保秀昭監督(47)は「エースが抑えて岩見の一発で勝った。いいゲームでした」と話した。

 なお首位打者は慶大・山本瑛大一塁手(4年=米サウストーランス高)が4割7分5厘で獲得、最優秀防御率は早大・小島和哉投手(2年=浦和学院)が1・60で受賞した。