巨人はFA交渉解禁日の11日、福岡市内のホテルで、ソフトバンクからFA宣言した森福允彦投手(30)と初交渉を行った。

 約20分間の交渉では背番号「13」を提示。交渉中に、宮崎で秋季キャンプ中の高橋由伸監督(41)と電話をつなぐなど、獲得への熱意を伝えた。

 高橋監督から「今年2位で終わって悔しかった。来年の優勝に向けて力を貸してほしい」と言われた森福は「いや、まあ、『はい』と(答えた)」と笑顔。「まだ決まっていると確定したものはないが、1番に言葉をもらえるというのはありがたい。来年セットアッパーとして期待していると言っていただいたので、自分としてはセットアッパーとしてやりたい気持ちがあったので、その言葉に対しては本当にうれしかった。いつまでとかはありません。ゆっくりいろんな方と相談しながら決めたい」と話した。

 交渉に当たった堤辰佳GM(51)は「複数年を提示させていただきました。どうしてもほしい選手です」とラブコールした。