西武から海外フリーエージェント(FA)権の行使を表明していた岸孝之投手(31)の楽天移籍が16日、決定的となった。近日中にも両球団に意思を伝えるとみられる。

 2日に昨年取得した権利の行使を表明。他球団との交渉解禁日の11日に、楽天の星野仙一副会長(69)との話し合いに臨み、熟慮の末、決断を下した。「楽天岸」が誕生する。

 楽天からは4年で最大16億円(推定)の大型契約に加え、日本一奪還へ必要不可欠な戦力と最大級の評価を受けた。星野副会長からは「もう1度、奇跡の扉を全開にしてほしい。たった1人でも、チームは大きく変わるものだから」と、熱い言葉を受け取った。