来季はオレが「神る」! ソフトバンク内川聖一外野手(34)が2日、来年1月も今年と同じく広島鈴木と自主トレを行い、お互い刺激しあうことを誓った。

 この日、福岡県内で住宅会社のCM撮影を行った。内川は、前日1日に鈴木の「神ってる」が流行語年間大賞に選ばれたことに「すごいですよね」と笑った。今季鈴木がマークした打率3割3分5厘、29本、95打点については「シーズン中にいろんな人のアドバイスを重ねた結果」と話した。だが、自主トレがきっかけになったのも事実。鈴木からは「来年もお願いします」とすでに連絡が入り、上林とともに行うことが決まった。

 内川は「(今年の)自主トレの時とはまた違っているでしょうし、楽しみですね。お互い切磋琢磨(せっさたくま)していけたら」と言葉に力を込めた。来季は通算2000安打へあと104本で迎える。大記録へ向け、さらに進化を目指して3種のバットを試す。

 基本形は変えないが<1>ヘッドに重みを持たせたもの<2>「詰まった時に力が入るのも試したい」と、グリップの方に重みを持たせたもの<3>長さを34インチ(約86センチ)から33・5インチ(約85センチ)に短くしたもの、の3種類を発注した。

 短いバットは横浜(現DeNA)時代に愛用し、ソフトバンク移籍1年目まで使用していた。「もともと短いのが好き。短い方がうまく扱える気がする」。今月中に3種類とも試打する予定。新しい相棒を手に、神ってる男とともに鍛錬に励む。【石橋隆雄】