来季以降のメジャー移籍を目指す日本ハム大谷について、米メディアの大物記者が今後の展望を解説した。新労使協定で25歳未満の海外選手に対して厳しい契約制限があることが判明したが、ヤフースポーツのジェフ・パッサン記者は8日付で「国際選手の契約は自動的にマイナー契約となり、FA権を得るまで球団が6年間の保有権を持つという一般的な契約形態になるだろう」と指摘。「この契約形態では、1年契約後に自由になるといった合意も結べない」とした。

 またベースボール・アメリカのベン・バドラー記者によると、これまでのルールで契約上限をオーバーした球団は、ペナルティーとして17年から18年は1選手の契約に最高30万ドル(約3300万円)までしか使えないという。全球団の約3分の1が当てはまり、カブス、ドジャース、ジャイアンツ、ヤンキースなど強豪チームが含まれるという。大物代理人スコット・ボラス氏は米メディアに「(大谷は)大きなインパクトを与えられる選手。世界でも最も素晴らしい選手が、今のルールでは米国に来てプレーできない」と嘆いた。