日本ハムから巨人にFA移籍した陽岱鋼外野手(29)が名門と故郷の誇りを背負う。19日、都内で入団会見が行われ、5年約15億円で正式契約。背番号2で「王さんが1番、長嶋さんが3番。偉大な先輩2人の間に入ってすごいプレッシャーがある。でもプレッシャーを感じながら自分を信じてやっていく」と決意した。

 7社訪れた台湾メディアも過熱する。地元局がフェイスブックで生中継。質疑応答の冒頭で台湾テレビの宣氏が「台湾での巨人戦中継は?」と声を張った。中継は実現へ討議中。台湾での入団会見も調整中で早ければ年内に実施される。宣氏は「王建民みたいになるかも」とヤンキースなどで活躍したメジャー68勝右腕のような熱狂を期待した。

 陽は「堤GMの『優勝には君の力が必要』と言われて決めた。打率3割を打たなきゃいけない責任がある」と重圧を力に変え、日本と台湾を熱狂させる。