西武秋山が未来の日本のリーダーからの“進言”も受け、世界一奪還を目指す侍ジャパンの力になる。23日に地元横須賀でスポーツ交流会を主催。飛び入りした自民党の小泉進次郎農林部会長と、3打席の直接対決を行った。昨年は本塁打を放ったが、今年は中飛、二飛、二ゴロ。それでも250人の小学生、そして保護者を大いに沸かせた。

 来年3月にはWBCに出場する秋山について、小泉氏は「侍に選ばれても選ばれなくても、秋山君はもともと侍」と表現した。地元が同じ縁で、食事を共にするなど交流を深めてきた。プレーや練習ぶりはもちろん、野球についての質問に真剣に答える様にも、胸を打たれてきたという。

 若くして政治の世界で一流の道を歩み「いずれは進次郎ジャパンを」とも期待される同氏だが「秋山君は求道者」と認める。「打撃はもちろん、大飛球に大きなストライドで追いつく姿にもほれぼれする。秋山君は秋山君らしくあれば、どこにいっても心配はない」と熱っぽく語った。

 日の丸を背負っても、変わる必要はない。なぜなら君は生来の侍だから-。そんなエールに、秋山は「守備の方が確率高くチームの力になれるというのは、普段から意識していることでもある。WBCに出るからには、期待に応えたい」と表情を引き締めた。【塩畑大輔】