WBCの侍ジャパンに選ばれているヤクルト秋吉亮投手(27)が15日、東京都内で今年初めてブルペンに入った。

 捕手を立たせたままで20球。WBC球のみを使い「軽く感覚だけ取り戻すように」と言いながらも、切れのよい直球を投げ込んだ。「今日もWBC球だけで、悪いボールもあったけど、いい球もあって初めてのブルペンにしては良かった」。気温3・6度と冷え込む中でも、順調な調整ぶりを見せた。

 侍ジャパンは現段階で、昨季に抑え専任だった投手がいない。秋吉は昨季、オンドルセクの退団後に抑えに回り、19セーブを挙げた。「まあ、ヤクルトの試合であんなに緊張するので、もっと緊張すると思う。言われたらやるだけ。8回も9回も投球内容は変えないので、いつものピッチングすれば結果は出る」と、中継ぎやワンポイントも含め、どんな場面も辞さない自然体を強調していた。