佑ちゃんの再起をかけた「復活ボディー」が完成間近だ。日本ハム斎藤が26日、都内の「トータル・ワークアウト渋谷店」で自主トレを公開した。同ジムを主宰するケビン山崎氏とは昨年11月からタッグを組み「再生」をテーマに早大1年時のような躍動感を取り戻すプログラムに着手。体重は昨季終了時の78キロから2キロ減も筋力量はアップ。「例年より仕上がっている」との言葉通り、1月中旬にはブルペン投球で145キロを計測した。

 早大2年時に左股関節を負傷後、左腹斜筋、右肩などを連鎖するように痛めた。無意識に故障箇所をかばうことで理想のフォームから少しずつ遠ざかったという推測から、染みついた悪い癖の矯正を図った。「一番良い時に比べたら、まだまだ」と、気を引き締めるが1月中にプロ最速147キロに迫る状態を早くも整えた。「1年目に6勝したこと。それは、もう1度達成しないといけない最低限の目標」。キャリアハイを目指し、手応え十分の状態で2月1日のキャンプインから突っ走る。