DeNAアレックス・ラミレス監督(42)が「スモールベースボール」で19年ぶりの優勝を狙う。

 31日に、キャンプ地の沖縄・宜野湾に入った。宿舎では、1軍2軍の選手、スタッフと全体ミーティングを1時間半行った。同監督は「去年は細かいところで試合をいくつか落とした。特にバントの重要性を認識しないといけない。今年はヒットエンドランも含めて徹底したい」と掲げた。

 選手時代の長距離打者からは、スモールベースボールは遠い印象だが、本人は否定した。「多くの方々が、外国人選手はスモールベースボールが好きではないと思われているけど、僕はスモールベースボールが非常に重要だと思う。本塁打が打てる打者は数人いるが、それ以外の人は細かいことをやってもらう。スモールベースボールができることが、レギュラーへの近道」と徹底させる。そのために目標も明確に掲げた。

 昨季は犠打数81でリーグ最低だった。しかし今季は「去年よりは上にいく。100までいけばリーグでもかなりいい数字だと思う」と100犠打をチーム目標に掲げた。

 「我々は80勝という目標がある。細かいところを徹底すればたどり着く。凡事徹底。正しいことをやって、中途半端なことはしない」と同監督。100犠打、80勝の「ラミレス流スモールベースボール」で、19年ぶりの優勝をたぐり寄せる。