小久保裕紀監督率いる侍ジャパンが、WBCに向けた阪神との強化試合に臨み敗戦。6回無死一塁、「9番捕手」小林の場面に代打を送らず見逃し三振。

 「本番でも迷う。送りの可能性もある。3番目の捕手を出すときは、よほどのリスク。あのシチュエーションでは…。自問自答していた」。

 5日のオリックス戦が最後の実戦。

 「もちろん勝つことも大事だが、7日にいいコンディションに持っていく準備を」と話した。

 選手には「本番では思い切って、開き直らなければいけない場面も出てくる。突き詰めて考えよう」と伝えた。

 その他の一問一答は以下の通り。

 -打線がよくなってきている

 小久保監督 山田の状態がよくなってきている。自分の強いスイングでどのボールにも対応できている。

 -中田にも待望の1発

 小久保監督 重苦しい中、ああいう1発は効果ある。

 -青木の加入で

 小久保監督 センター前ヒットはもちろんだが、無死一、二塁でどういうバッティングするのか見てみたくて、あえてバント指示を出さずにいった。さすが、あの場面でしっかり引っ張れる打球で二、三塁を作れるのは強さだと思う。

 -2人目の投手について

 小久保監督 非常に手応えがありました。牧田にしろ、岡田も落ち着いていた。平野もフォークが自分の物になってきた。

 -明後日(5日)は最後の強化試合

 小久保監督 打線は絶好調ではないが、どうすればつながるかを考えて最後の一戦を大事にしていきたい。