プレーバック日刊スポーツ! 過去の3月12日付紙面を振り返ります。

 2005年は、広島球場に、球審にボールを運ぶボールボーイならぬ“ボールドッグ”が登場することを2面で伝えました。このミッキー君、記事を掲載した12日にデビューし、07年9月に引退するまでボールを運び、訪れたファンの目を楽しませました。

 ◇ ◇ ◇

 球場にボールボーイならぬ“ボール犬”が登場する。広島が11日、今季の新たなファンサービスとして「ベースボールドッグ」導入計画を発表した。今日12日のソフトバンク戦(広島)でテストケースとして行い、成功すれば公式戦での実施も検討する。

 日本球界では画期的な試みとなる。試合の3回裏と5回裏終了後に、雄のゴールデンレトリバー、ミッキー君(7)が、公式球の入ったカゴをくわえて登場、球審のもとへと運ぶ。ミッキー君は98年に中国訓練チャンピオン決定競技会で優勝した名犬。戦いの場となるグラウンドに、一服の「癒やし」を提供する。

 球団営業企画部では「野球を見る以外にも、球場に来る楽しみがあってもいいのでは」と説明。犬好きで知られる嶋も「楽しみですよ。野球は真剣モードだけど、癒やされたいですね」。

 米大レッズ傘下の3Aルイヴィルでは、本拠地に球場犬がいて、毎試合でイベントを行っている。広島でも将来的に「名物犬を育てられれば」とボールパーク化を計画。まずは今日12日の名犬ミッキーの“仕事ぶり”に注目だ。

※記録や表記は当時のもの