ロッテ伊東勤監督(54)が22日、準決勝で惜敗したWBC日本代表をねぎらった。

 この日の中日戦(ZOZOマリン)後、戦いを終えた侍ジャパンについて口を開いた。

 「世界一になるには、いかに難しいことか。今回、他の国のメンツを見ても、かなり強力なメンバーが出ていた。でも、1次、2次予選を日本でやって、盛り上げてくれたことは、我々としてもありがたかった。できれば決勝に行って欲しかったけど、接戦でよく頑張った。勝ち負けはあること。一発勝負ができた選手は、良い経験をした。日本に戻ってきて、NPBで活躍すれば、ファンもまた球場に足を運んでくれる。野球界のために頑張ってくれた」

 自らは、09年の第2回大会で総合コーチを務めた。「僕は運良く優勝できたけど、それ以上に得る物がある大会。個人的には、ロッテから代表に選ばれる選手がもっと出てくればと思います」と願った。今回、ロッテから代表入りしたのは、投手の石川1人だけだった。