ソフトバンク千賀滉大投手(24)が8回6安打無失点、13奪三振の好投で今季初勝利。チームの連敗も2でストップさせた。

 「まず1つ勝てたので。もうあんな悔しい思いはしたくない。集中力を切らさなかったのがよかった」。今季初登板の前回4日楽天戦は4回7失点KO。千賀の悪い流れを引きずるように先週6試合で先発6投手すべてが6回まで投げきれない非常事態だったが、自分の腕で断ち切った。

 コンビを組むのは前回と同じ甲斐。10年育成ドラフト4位の千賀と同6位の甲斐の育成ドラフト出身バッテリーが、日本ハム打線を抑え込んだ。千賀は「育成の時からずっと一緒。今日は拓也(甲斐)に話を聞いてあげてください」とうれしそうに笑った。同じ高卒7年目。育成からはい上がった2人がV奪回への大きな戦となっている。